
グルコロイドA-1は、卵白の主成分であるアルブミンの分子を活性化させることによって、油脂や糖質との均一な系を形成する新製剤です。
水と油脂をゲル状に合成し、パンや調味タレ・その他様々な加工食品の開発に応用頂く事が可能です。
油脂と水を合わせる事で、製品の歩留まり向上・冷凍耐性の付与に拠る長期保存・油脂類の原価低減等に効果を発揮します。
<グルコロイドA-1の特性 >
(1) アルブミン分子を活性化させることによって、他の蛋白質である乳蛋白、植物蛋白、畜肉や魚肉等の動物蛋白等と水素結合、S-S結合による三次元的架橋構造を形成し、これに油脂や糖質を包摂させることができます。
(2) 従って、この技術を応用することによって素材が均一な系となり、製菓、製パン、乳製品をはじめ、畜肉、魚肉加工品、調味料等あらゆる加工食品の品質改善、特に耐熱性、耐冷凍性、耐レンジ性を付与すると共に、食感的にもソフトで自然な風味を実現することができます。
(3) 通常、油脂を他の素材に混入するときは、乳化剤を使用する場合が多く、また乳化剤として使用しなくとも、マーガリンやショートニングには乳化油脂同様に、乳化剤が使用されています。グルコロイドA-1は厳密な意味で無乳化剤なので、乳化剤表示の必要がありません。
(4) 蛋白質、油脂、糖質が緊密で均一な架橋構造物にするには相当量の水が必要とされます。従って従来の加水量に加え、さらに水分を補給する必要があり、結果的に歩留まりが向上するメリットがあります。

<使用方法>
(1) グルコロイドA-1 そのものは粉体ですが、素材として使用する場合には水や油脂等を均一に混合し、ペースト状に加工する必要があり、多少の設備を必要とします。
基本的にはペースト状に加工した本素材を通常の原料素材に単純に混合することで有効性を発揮します。(基本割合 A-1:加水:油脂=1:5:6)
(2) グルコロイド A-1の使用に関しては、対象とする加工食品の種類や目的によって異なりますので、別途ご相談に応じさせていただきます。
(3) 加工した素材は冷凍保存が可能であり、必要に応じて相当量を解凍して使用することが出来ます。
<A-1オイルペーストの作り方>

A-1 100 g
水 500 g
油 100g~600g
(使用目的に合わせて、油の量は調節して下さい。)
A-1(100g)と水 (500g)をミキサーで5分間くらい撹拌させ、ペースト状になりましたら、油(100g~600g) を徐々にゆっくりと流し込ませて、 撹拌していきます。
(油を入れるときは、何回かに分けて下さい。)
※油は、一度にたくさん入れると分離しますので注意して下さい。
<成分及び食品への表示>

<主要原料>
増粘多糖類(キサンタンガム、プルラン)
食品素材(澱粉、卵白粉末、食塩、デキストリン、こんにゃく粉、クロレラ)
<アレルギー表示>
小麦・卵
<取り扱い上の注意>
冷暗所にて保存し、開封後はお早めにお使い下さい。
<包装>
内容量 20kg詰
(段ボールケース、内装 ポリエチレン袋)
<「ユニコロイド株式会社」製品総合パンフレットはこちら>
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当ページにてご紹介しました商品以外にも魚介・練り製品・団子・粉物・パンなど食品素材ごとに多数の商品がございます 。
※当パンフレット掲載の製品の使用方法・使用量等につきましては、目安となる数値を掲載しております。
お客様のご使用目的に合わせた使用方法・使用量等がございますので、どうぞお問合せくださいませ。
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